フコイダンってなんでしょう、癌やピロリ菌に効果あると言われているようですが。ほんとうですか??
フコイダンは『もずく』や『めがぶ』、『昆布』など褐藻類に含まれている『細胞間粘質多糖』です。簡単に言えば「ぬるぬる」や「ねばねば」のことですね。フコイダン自体は100年近く前に発見されていた、多糖体です。通常、多糖体は、単糖が数十〜数百と結合したもので、デンプン、セルロース、寒天、水飴も多糖体です。また、きのこの菌子にも多糖体が含まれていますが、フコイダンの多糖体の成分とは全く異なります。フコイダンは硫酸基が多く結合していて、水分を保持して「ぬるぬる」状態を作り出しています。ところがこのフコイダン、数十万個も繋がった化合物で、多糖体の平均分子量は約20,000に対し、20万〜100万という超高分子状態。この状態のままだと、人間はその消化酵素を持たないことから、食物繊維として働き、口から摂取しても、ほとんど吸収されることは無く、そのまま排泄されてしまいます。そのため、売られている物のほとんどが低分子化されています。
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「フコイダンが正常細胞にはほとんど影響を与えず、癌細胞だけをアポトーシスさせる作用がある」という研究成果が1996年第55回 日本癌学会で発表されました。正常細胞というのは、ある決まった回数の細胞分裂をくりかえした後には、細胞が自分から崩壊をおこします。この自然崩壊のことをアポトーシスといいます。がん細胞はこのアポトーシスをおこしませんので、いつまでも分裂し増殖をくりかえしていきます。フコイダンはこのがん細胞にアポトーシスをおこさせ、自然崩壊させてしまう作用があるということです。また、「フコイダンが正常細胞にはほとんど影響を与えず」というのも重要で、抗がん剤は、正常細胞にも影響を与えてしまうことがあるからです。また、フコイダンは本来人の体にはない分子構造をしているため、体内に入ると「異物が進入した」として免疫細胞が活性化します。ガンに対して、この免疫力の活性化は効果があるとされています。
フコイダンには、ピロリ菌を除去する効果があるという研究結果がでています。フコイダンには硫酸基が多く含まれていて、この硫酸基には胃を保護する働きがあります。また、ピロリ菌はこの硫酸基に吸い付く性質があります。フコイダンは消化吸収されることがないので、ピロリ菌はフコイダンに吸い付いたまま排泄されてしまいます。
このフコイダン、いろいろな機関で研究されて、抗がん作用、生理活性機能、免疫賦活作用、抗アレルギー作用(アトピー性皮膚炎の改善)、ピロリ菌の抑制作用が実証されていますいますが、いまのところフコイダンは、一般的な食品の範囲と同じ扱いになります。医薬品と違い、病気の治療・予防を目的とするものではありません。あくまでも民間療法としてということになり、効果を効能を保障するものでもありません。購入、飲食に関しては、ご自身の責任で行ってください。
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